やっぱり、日本に帰って食べるお寿司は美味しい。そう強く感じながら、あるエピソードを思い出した。

 

『ずっと日本人に会ったら聞きたい事があったんだ。アボカドは君の国の物?それとも僕の国の?』たまたま隣の席に座ったブラジル人留学生から受けた質問だ。

 

お酒の席だった事もあり、どんなジョークだよ笑 と 内心思いながら『私の国ではアボカドなんて収穫できないよー』と簡単に返答すると、彼は納得がいっていないようだった。

 

というのも、彼の中では日本食にはアボカドが毎回使われている というイメージがあったらしい。そんな訳 笑、と思ってしまうが、納得してしまった。だって、アボカド寿司がメインメニューの一つだから。

 

スウェーデンやフィンランドでは、“SUSHI”屋 が“立ち並ぶ”。本当に多い。加えて、お寿司 専門店に行かなくても 中華・タイ料理などアジア系レストランでは必ずと言って良いほど どこでも“SUSHI”が提供されている。

で、基本メニューはサーモンとアボカドが主流だ(私調べ)。ベジタリアン・ビーガンが北欧には多いこともあって、必ずベジタリアン(パプリカ・キュウリ・いなりなど)の選択もある。ベジタリアン寿司にもアボカドが使われていることは言うまでもない。

 

『日本にはアボカドの寿司なんてないよ笑』と言って次の話題に移ったが、アボカド寿司が堂々とレールに流れているのを先日確認した。今度、彼にあったら訂正しておこう。ちなみに、アボカドの原産地は南アメリカ北部からメキシコ高原らしい。日本でも、僅かながら愛媛や香川で栽培されているようだ。

 

スウェーデン人にこの話を伝えたら、『寿司の話はよしてくれ、毎日ランチで食べていて、もう名前も聞きたくない笑』と冗談半分に言われた。ちなみに彼はベジタリアンである。他の物を食べれば良いだろと突っ込んだが、どうやら、学校の近くのご飯屋さんでベジタリアンを提供しているのはそのおSUSHI屋さんだけらしい。毎日、お昼にお寿司を食べるなんて、なんて贅沢だ。

 

とにかく、スウェーデンやフィンランドでSUSHI屋は日本のファミリーレストランのようにとても身近な選択肢なのだ。